VTuber業界、第三極Brave groupが欧州進出—カバーとANYCOLORの巨人2社に対抗する連合戦略
VTuber事務所「ぶいすぽっ!」運営のBrave groupが英国法人を設立、多言語展開で市場拡大を狙う。一方、業界首位のカバーは売上高200億円突破、ANYCOLORは営業利益2倍超と好調が続く。

JAPAN—
要点
- Brave groupが英国に現地法人を設立、欧州進出を正式発表
- カバー(ホロライブ)の売上高が200億円を突破、東証グロースに上場し時価総額856億円
- ANYCOLOR(にじさんじ)の本決算で営業利益が2倍超、来期も1.3倍の成長予想
- VTuberプロジェクト「ぶいすぽっ!」運営のBrave groupが欧州進出、多言語対応で市場規模拡大を期待
- UUUMが業績不振でフリークアウトHDに身売り、赤字転落の要因がANYCOLORやカバーとの比較で浮き彫りに
- クリエイターの4人に1人が誹謗中傷を経験、UUUMやグーグルが対策で連携
- キズナアイがスリープから3年、活動再開への期待高まる
VTuber戦国時代、第三極が欧州に橋頭堡
VTuber業界に新たな地殻変動が起きている。Brave groupが英国に現地法人を設立し、欧州市場への本格進出を発表した。同事務所が運営する「ぶいすぽっ!」は、女性VTuberグループとして急成長してきたが、今回の海外展開で「市場規模の広がりに期待」を示す。 この動きは、業界を二分する巨人2社—カバー(ホロライブプロダクション)とANYCOLOR(にじさんじ)—に対抗する「第三極」の形成を鮮明にする。Brave groupの経営陣は「点と点がいつか線になる」経営を掲げ、連合軍戦略で差別化を図る。
カバーとANYCOLOR、好調な決算が示す市場の成熟
業界最大手のカバーは、上場後初の本決算で売上高200億円を突破。東証グロース市場に上場し、時価総額は856億円に達した。谷郷社長は「VTuberはより一般化した存在になり得る」と語り、ホロライブの世界展開に本腰を入れる。同社は7月に初の北米拠点を営業開始する。 一方、ANYCOLORの本決算は営業利益が2倍超となり、来期も1.3倍の成長を見込む。にじさんじプロジェクトの収益力は依然として強く、両社の二極化が進む。
UUUMの身売りと業界の光と影
しかし、すべての企業が好調なわけではない。UUUMは業績不振によりフリークアウトHDに身売りした。赤字転落の要因は、ANYCOLORやカバーとの比較で明らかになり、クリエイターマネジメントの難しさが浮き彫りになった。 さらに、クリエイターの4人に1人が誹謗中傷を経験している実態が判明。UUUMやグーグルは対策で連携するが、業界の急速な拡大に伴う課題も顕在化している。
キズナアイ復活の兆しと文化の進化
VTuber文化の先駆けであるキズナアイが、スリープから3年を経て活動再開への期待を集めている。関係者は「キズナアイは揺るがない」と語り、その復活が業界に与える影響は計り知れない。 一方、VTuberの活動領域は多様化している。宝鐘マリン(ホロライブ)とのコラボで生まれたカップ麺「シーフード豚骨ラーメン」と「旨辛ラーメン」がセブン‐イレブンなどで発売されるなど、リアル商品との連携も進む。また、VTuber・かぐや飛兎は「超美麗3D」化で顔出し活動を開始し、新たな表現の可能性を模索する。
サブカルチャーからメインストリームへ—企業連携の広がり
VTuberと企業のコラボレーションは加速度的に拡大している。マウスコンピューター秋葉原店では、VTube店員が出迎える期間限定イベント「ぶいわーく!」を開催。志摩スペイン村と周央サンゴ(にじさんじ)のコラボは来場者23万人超の大成功を収め、企業担当者は「愛」と「リスペクト」の重要性を指摘する。 さらに、星見まどかがうちゅうのクリエイティブパートナーに就任し、科学教育コンテンツを共同開発。VTuberはエンターテインメントを超え、教育や地域振興にも活用され始めている。
世界市場を巡る攻防—今後の展望
VTuber業界の国際競争は激化の一途をたどる。カバーは北米、Brave groupは欧州と、各社が得意とする地域で先行する。ANYCOLORも海外展開を加速させており、市場のパイは拡大している。 しかし、課題も山積する。誹謗中傷対策やクリエイターの権利保護、持続可能なビジネスモデルの構築が急務だ。業界の「第三極」を目指すBrave groupの欧州進出は、新たな競争軸を生み出すと同時に、業界全体の成熟を促す試金石となるだろう。
まとめ
- VTuber業界はカバー、ANYCOLORの2強体制だが、Brave groupが欧州進出で第三極を目指す
- カバーは売上高200億円、ANYCOLORは営業利益2倍超と好調だが、UUUMは身売りに追い込まれるなど明暗が分かれる
- キズナアイの活動再開が期待され、VTuber文化は新たな局面を迎えている
- VTuberと企業のコラボは実商品や地域振興にまで広がり、社会浸透が進む
- 誹謗中傷対策やクリエイター保護が業界の持続可能性を左右する重要課題に
- 海外展開が加速し、多言語対応や現地拠点設立が競争の鍵となる







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