町田、東京VとのPK戦制し3連勝 東京クラシックは町田に軍配
90分で決着つかず、PK戦で東京Vを下した町田。相馬勇紀は5試合連続ベンチ外。

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要点
- FC町田ゼルビアが東京ヴェルディにPK戦4-2で勝利した。
- 試合は0-0で終了し、PK戦で勝敗が決まった。
- 町田は3連勝を飾った。
- MF徳村楓大は前半にシュートを放つなど、攻撃でチャンスを作った。
- FW藤尾翔太は後半途中出場し、シュートを放った。
- W杯代表候補のFW相馬勇紀は5試合連続でベンチ外だった。
- この試合はJ1百年構想EAST第12節の延期分だった。
- 町田は首位・鹿島アントラーズとの勝ち点差を6とした。
町田、PK戦の末に東京Vを下す
FC町田ゼルビアがホームの町田GIONスタジアムで、ライバル東京ヴェルディとの“東京クラシック”を制した。5月13日に行われたJ1百年構想EAST第12節の延期分は、両チームとも90分間で得点を奪えず、0-0のままPK戦に突入。町田が4-2で東京Vを下し、3連勝を飾った。 この勝利により、町田は勝ち点2を獲得。首位を走る鹿島アントラーズとの勝ち点差を6とした。しかし、得失点差で14ポイントの開きがあるため、残り2試合での首位浮上は極めて困難な状況となっている。 一方の東京Vは、この敗戦で3連敗となった。城福監督は試合後、「我々がシュート何本打ったのかと思うと、道のりは決して近くはない」と、攻撃陣の課題を口にした。
攻め合うもゴールは生まれず
試合は序盤から町田が主導権を握り、チャンスを作り出した。前半9分、左ウイングバックのMF徳村楓大が左サイドから仕掛け、シュートを放つも相手GKマテウスの正面を突いた。その後も、FWテテ・イェンギらが連携でチャンスを作るが、東京Vの粘り強い守備に阻まれ、前半をスコアレスで折り返す。 後半に入っても町田は徳村を中心に攻撃を仕掛けた。後半35分には途中出場のFW藤尾翔太がドリブルからシュートを放つが、再びGKマテウスに阻まれる。東京Vも決定機を作ったものの、ゴール枠を外れるなど、両チームとも最後までネットを揺らすことはできなかった。 試合は0-0のままPK戦へ。町田はキッカー全員が成功させたのに対し、東京Vは2人目の福田湧矢、4人目の稲見哲行が失敗。町田が4-2でPK戦を制し、勝負を決めた。
W杯候補、相馬勇紀はベンチ外
この試合で注目を集めたのは、ワールドカップ(W杯)北中米大会の日本代表メンバー発表を控える中、町田のFW相馬勇紀がベンチ外となったことだ。相馬はアジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)決勝に出場したが、負傷明けでの無理がたたったのか、リーグ再開後の4月29日の水戸戦以降、5試合連続での欠場となった。 代表選考への影響も懸念される中、相馬のコンディションが再び注目されるところだ。 一方、東京VはMF福田湧矢がPK戦で失敗したものの、後半途中から出場するなど、チームとして戦力を整えようとしていた。
試合データとJリーグの動向
この一戦は、5月13日に行われたJ1百年構想EAST第12節の延期分として開催された。試合終了時のシュート数は町田が9本、東京Vが8本。コーナーキックは町田が2本、東京Vが8本と、両チームの攻撃の形の違いがデータにも表れた。フリーキックは町田が9本、東京Vが9本と拮抗していた。 同日には、ヴィッセル神戸が京都サンガF.C.に1-0で勝利し、首位と勝ち点で並んだ。また、J2・J3では鳥取が滋賀に劇的な勝利を収めている。 試合は町田GIONスタジアムで19時3分にキックオフされ、2026年5月13日に終了した。
町田、ACL後のリーグ戦で課題露呈
町田はアジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)でサウジアラビアのアル・アハリと対戦した後、リーグ戦が再開された。しかし、その後の試合で5試合連続の欠場者が出るなど、過密日程の影響が懸念されている。今回の東京V戦でも、本来の攻撃力を十分に発揮できなかった点は、今後の戦いにおいて課題として残るだろう。 特に、ACL決勝で激闘を繰り広げた後のコンディション維持は、多くのクラブにとって共通の課題となっている。 東京Vにとっても、この敗戦は厳しいものとなった。3連敗という結果は、チームの士気に影響を与える可能性があり、立て直しが急務となる。
今後の展望と残された可能性
町田は、この勝利でリーグ戦3連勝を記録したが、首位浮上の可能性は絶望的となった。残り2試合で全勝しても、勝ち点差6の首位・鹿島を逆転することは難しい。しかし、ACLでの戦いぶりや、リーグ戦での粘り強さを見れば、来シーズン以降のさらなる飛躍も期待できる。 東京Vは、厳しい3連敗を喫し、順位を落とす可能性も出てきた。次節以降、チームとしてどのように立て直していくかが問われる。特に、攻撃陣の得点力不足の解消が急務となるだろう。 W杯代表選考に臨む相馬勇紀のコンディション回復も、今後の町田にとって重要な要素となる。彼の復帰が、チームの攻撃力にどれだけ厚みをもたらすか、注目が集まる。
「東京クラシック」の矜持と現実
町田と東京Vによる「東京クラシック」は、Jリーグにおける注目のダービーマッチとして定着しつつある。しかし、今回の試合は両チームともにゴールを奪えず、PK戦という決着となった。これは、両チームが抱える課題、すなわち町田の得点力不足と、東京Vの攻撃の非決定力といった側面を浮き彫りにしたと言えるだろう。 町田は、ACLでの成功を経て、国内リーグでもその存在感を示し始めている。しかし、勝利を重ねるためには、90分間で確実に得点を奪う力が必要だ。一方の東京Vは、J1復帰を目指す上で、より洗練された攻撃組織と、決定的な場面での冷静さが求められる。 この試合結果は、両チームにとって、今後のシーズンを戦う上での重要な教訓となるはずだ。特に、勝負どころでの一瞬の閃きや、チーム全体の連携強化が、さらなる高みを目指す上で不可欠となるだろう。
まとめ
- 町田が東京VとのPK戦を4-2で制し、3連勝を達成した。
- 試合は0-0で終了し、両チームとも90分間での得点力に課題を残した。
- W杯代表候補の町田FW相馬勇紀は、負傷の影響で5試合連続のベンチ外となった。
- 町田は首位・鹿島との勝ち点差を6としたが、首位浮上は困難な状況となった。
- 東京Vは3連敗となり、攻撃陣の課題が浮き彫りになった。
- 両チームとも、今後のリーグ戦やカップ戦に向けて、課題克服が急務となっている。






